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たつた農材社長 塚口徹さん

 丹波市支部のページは、同窓生の紹介です。鳳鳴高校の32回生(1980年卒)で、農業資材の製造販売を手がける「たつた農材」(丹波市山南町岩屋)の社長、塚口徹さんです。
 2011年に母の実家で操業し、13年目になる。高校卒業後、甲南大学を経て短資会社日短AP「現・セントラル短資」(本社・東京)に入社、15年勤務のあとUターン。農業資材を扱う会社でノウハウを取得して独立した。
 主力製品は、ブドウ栽培の雨除けポリテント(ブドウ棚のシート)。ビニールハウスの設計施工なども手がける。「農薬や肥料以外なら何でもありますよ」とPRする。県内JAや農家などの依頼を受け、資材の納入、設置を行っている。丹波市や丹波篠山市内にも得意先は多い。ビニールを裁断機や溶着機を使って納入先の求めるサイズに裁断、接着し、製品化する。「相手によって、希望するサイズが違うので、間違わないように細心の注意を払う」という。農家の高齢化により、廃業する人が増え、経営にも影響する。「でも、風でビニールハウスが倒れた、早く直してという声を受け、現場に急ぐ時、やりがいを感じますね。役立っているなら頑張らんと」と自分に言い聞かせる。
 仕事の息抜きは、バンド活動。高校時代の仲間5人で活動する「theチャンポラパンbando」で、ベースを担当する。丹波篠山市や丹波市のイベントにも出演して座を盛り上げている。混声合唱団「メイプル」にも所属。「高校時代は合唱部でしたが、軽音楽部にも出入りしていたことが縁で、仲間とバンドを再結成。同級生とも息長くつきあえるのも音楽のおかげ」とほほ笑む。妻の井公子(いくこ)さんは、篠山かるた協会所属の競技かるた5段の腕前。

臼井 学(高25回)