学校長あいさつ

 篠山鳳鳴同窓会のみなさまには、本校の教育活動の推進にご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
 この度、篠山鳳鳴高等学校長として着任しました樋口一哉です。青山忠誠(ただしげ)公の志のもと、篠山中年学舎が設けられた明治9年から今年で146年目を迎える歴史のある学校の校長となり身の引き締まる思いです。
 私が高校生だった頃、当時の篠山町は1年間の交換留学を積極的に行っていました。姉妹提携を結んでいた米国ワシントン州ワラワラ市から来日し、篠山鳳鳴高校2年生に1年間在籍していたのが、マーク・カーチスさんです。最初の留学生は、スコット・バルソンさんでしたから、マークは二人目の留学生でした。学生服を着て、自転車で毎日通学をし、2年7組に在籍していました。令和の時代でも、米国出身の留学生が通学していたら結構有名な存在となるでしょう。昭和の時代でしたからなおさらでした。また、驚いたことに彼の日本語習得能力はずば抜けていて、半年後には通常の日本語会話は問題がなかったほどでした。中学1年生から5年間も英語を学んできた我々日本人高校2年生は恥ずかしい思いをしたものでした。それに加え彼は何事にも積極的で当然クラスの人気者となり、おかげでクラス自体も結束力が生まれ体育大会で優勝するなど、クラスや学校にとっても大変すばらしい影響力をもたらしてくれたと言えます。
 あれから40年近く経過していますが、当時から、篠山鳳鳴高校は、他の学校にはないたくさんの可能性を持った生徒を育てる学校であると感じていました。その証拠に、同窓生は実に多岐にわたる分野で活躍されています。やはりこれは、青山忠誠公の建学の精神「一以貫之」が学校の校風として染みついているからではないでしょうか。自らを鍛え、人として生きる上で最も大切な真心や思いやりの心を身に付け、ともに手を取り合って生きる社会作りに貢献するという志は、令和になって4年となる今でも十分通用する教えです。
 超一流の歴史や伝統を供えている本校は、令和を境にさらに新しいことも積極的に取り入れ、新たな魅力を発信していくべきだと考えています。新しい時代に向けて、生徒たちの高校生活が有意義なものとなりますよう、教育活動に取り組んでいく所存でございます。
 篠山鳳鳴同窓会のみなさまにおかれましても、今後とも本校教育へのご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。