ごあいさつ

コロナ禍の影響が続く中、同窓会員の皆様にはご健勝でお過ごしいただいていることを願っております。日頃は本会の運営に格別のご支援ご協力を賜り誠に有り難うございます。
「時務」とは、『今やらねばならぬ事、その時その時に応じた重要な仕事。』とあります。今日の社会全体にかかる「時務」とは、「新型コロナウイルス感染症の終息を図り、人々の暮らしと健康・命を守り通すこと」に集約されます。変異株が出現した今、ワクチン接種の早期完結が円滑に進みますことを願ってやみません。こうした現況から、会員大会「鳳鳴のつどい」は、2年続きで誠に残念ではありますが、理事会・代議員会での決定( 書面決議)を踏まえ、中止とさせていただきます。事情ご賢察の上ご理解いただきますよう宜しくお願いいたします。
一方、篠山鳳鳴同窓会にとっての「時務」とは、「会員の相互の親睦交流と母校教育充実発展への寄与」であります。コロナ禍であるからこそ、会員相互の交流を促進するため、この3月末にホームページ(「https://homei-doso.org」)を新規開設致し、本会の更なる交流充実を目指しております。また、母校発展に向けては、運動部・文化部の活動と各種教育事業への支援、昨年度は特にコロナウイルス感染症対策として「非接触型体温計」と「アルコール消毒液」等の緊急支援を行ったところです。今年度は、学習環境整備として特性机等備品充実とオープンスクール事業への強力な支援・助成に取り組みたいと考えます。篠山鳳鳴高校は、広く社会で活躍する人材を育てるための5年間にわたる県指定事業を通しての学校改革の真っ只中にあり、今後、その成果を広く全県に及ぼそうとされております。横溢する若い力の硬式野球部のチーム目標が「雑草魂」とあり、象徴する一文字は「魂」と朝日新聞兵庫版に紹介がありました。いかなる厳しい環境であろうとも、乗り越え、這い上がるパワーを持ち、しなやかな強さを有する後輩諸君の存在は、「頼もしい」の一言に尽きます。
同窓会における「時務」を超えての大きな課題は、財政基盤の強化安定化であります。ここ数年間において、財政状況改善のため、同窓会報発行にかかる「同一住所会員名寄せ」「地元企業各社様のご協力による広告掲載」、また、郵便局だけでなくコンビニからの協力金納入システム導入等の工夫を重ねて参りました。その結果、協力金納入にご協力賜りました件数では、前年度比約16%増、金額では特別寄附金を含めて同比約30%増、と少し明るい兆しは伺えるのですが、定員割れ入学者数減に伴う財政基盤の脆弱化を考えますと、数年後の財政危機を拭い去ることは出来ません。母校の際立つ魅力と羨望の学び舎への回帰に向け、今こそ、県下に誇る篠山鳳鳴高校の同窓生・よき先輩の皆様方の「鳳鳴魂」とそれぞれのご活躍を、母校隆盛へのエールとしてお届けいただきますことを切望いたしております。ご支援ご協力の程宜しくお願い致します。
結びに、この五月に97 歳で人生を閉じられました京都大学名誉教授河合雅雄先生(鳳中56)のご冥福をお祈りしつつ、会員皆様のご健康とご活躍並びに母校発展をご祈念申しあげご挨拶とさせていただきます。
- 会長
- 河南 秀和(高22回)
- 副会長
- 赤井 佳子(高15回)
- 副会長
- 山中 信彦(高26回)
- 副会長
- 中西 薫(高30回)
- 副会長
- 井関 由里子(高32回)
- 副会長
- 堀 成志(高34回)
- 副会長
- 田中 義治(高38回)
- 副会長
- 中西 翔一朗(高57回)
- 阪神支部長
- 永井 哲郎(高19回)
- 洛鳳会会長
- 西垣 吉春(高17回)
- 関東支部長
- 鎌田 紀彦(高9回)
- 東海支部長
- 山中 和彦(高28回)
- 丹波市支部長
- 大江 幹雄(高22回)
- 会計監査
- 原田 豊彦(高28回)
- 会計監査
- 若宮 哲洋(高44回)
- 顧問
- 河合 迪雄(中58回)
- 顧問
- 西尾 昭(高4回)
- 顧問
- 畑 俊三(高13回)
- 顧問
- 熊谷 滿(高17回)