「篠山鳳鳴高校44回生卒業30年の集い+1」を開催して
タイトルの「+1」というのは、本来は卒業30年後に開催することとされている伝統の同窓会が、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、1年遅れで開催できたということを表しています。
開催までの道のりは決して楽なものではありませんでした。令和3年7月に実行委員会を立ち上げ準備を進めてきましたが、第5波と言われていた時期で、とても開催するという判断ができる状況ではありませんでした。
寄付金だけを募るという選択肢もありましたが、5月や盆の時期になったとしても、同窓会が開催できたときに寄付金を募るという選択をしました。3か月単位で襲ってくる新型コロナの脅威に怯えながら、1月の開催を決めてからは気が気でない状況でした。
そのような中、新型コロナウイルス感染症の脅威が収まりつつある令和5年1月3日に、井谷先生、井上先生、吉川先生の3名の恩師をお迎えし、念願だった同窓会を開催することができました。しかし、病院関係者など職業柄や立場上、参加したくてもできなかった同窓生も多くいましたので、次回開催できたときには是非ご参加いただけたらと思います。いつかコロナ禍で開催が延びたこと、出席できなかったことも話し合える日が来ると願っています。
子どもの数が減り、クラス数も減る中、県内高等学校の再編等の話もありますが、若き日を過ごした母校に寄付をすることで、少しでも感謝の気持ちが伝えられたこと、また、同窓生の元気な姿を見ることができ、思い切って開催したことは今では良かったと思っています。
奥山慎平・荒木 彩(高44回)