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コロナ禍での合唱

 この1年間本当にお疲れさまです。まだ、終わりの見えないコロナ禍の中を手探りで進んでいるような状況ですね。ワクチンがいきわたれば、何とか収まるのでしょうがやはり、本年末まではかかるのでしょうか。もうしばらくは辛抱を強いられるのでしょうね。さて、阪神支部の総会は、昨年6月22日の予定を、9月22日延期する計画を立てましたがこれも実施することは出来ませんでした。改めて来年、2022年6月5日(日曜日)ホテルグランヴィァ大阪にて第22回大会を開催予定しております。詳しくは、またご案内をいたします。

 今回は、私事をご紹介することをお許し願いたいと思います。
 実は、高校時代は合唱部に所属して、コンクールやら、秋の文化祭で歌って月おりました。卒業後は、神戸大学グリークラブに入部して男声合唱にどっぷりつかっておりましたが、社会人になってからしばらくは職場のコーラス部や、地域のコーラスグループに所属して合唱祭とかに出ておりました。その後65歳になって、やっぱり、男声合唱の繊細さや重厚なハーモニーを忘れられず、六甲男声合唱団に入団して、今日に至ります。
 入団してからわかったことは、神戸大グリーの先輩で、野中にお住いの大西克彦さん(8回生)がこの六甲男声の団員であったことや、吉田武司さん(33回生)も神大グリーで活躍されていました

 合唱の活動も、まったく練習する事のできない期間がほぼ1年続きました。しかし、大阪や神戸での緊急事態宣言の解除を受けて3月から、練習会場を広い公会堂ホールに移して開始しました。当面の演奏会は5月16日に尼信アルカイックホールでのANCORの会(アンコールの会:5つの男声合唱団の集い)です。まだ団員全員がステージに出ることは出来ません。おそらく団員の6割ぐらい30名程度になりそうな状況です。出られない団員の分まで精一杯の演奏をお聞かせしたいと練習に取り組んでいます。

 六甲男声合唱団は「魅惑のスクリーンミュージック」として英語で、キャバレー、サンセットサンライズ他3曲を歌います。また、合同演奏では、今回40回目を記念して、男声合唱で長年、歌い継がれてきた曲「柳河」「富士山」「希望の島」「上を向いて歩こう」を演奏する予定です。この原稿を書いている3月では、この演奏会は無事にできるものと思っており、入場者約半分の900名、入場料は無料で行う予定です。この会報が皆様に届けられるころには、次の演奏会の練習に打ち込んでいると思います。

 写真は2018年5月のANCORの会の合同演奏です(西宮の芸文ホールにて)

 ところが、本原稿をお送りしてから、事態が急変しました。4月になって、まん延防止等重点措置がだされ、練習は中止、さらに4月25日からは三回目の緊急事態宣言の発出で、演奏会自体中止となってしまいました。合唱する楽しみがまたしても出来なくなってしまいました。残念ですが受け入れるしか仕方がありません。
 来年の5月こそ、この演奏会が開催できることを信じております。みんなにワクチンがいきわたり、安心して演奏会ができるようになることを心から願っております。

阪神支部長 永井哲郎 (高校19回生)